SSR-2004 開催のお知らせ
SSR-2004:SSR全体報告会
産学戦略的研究フォーラム(SSR)は、ソフトウェアの分野における注目すべき
テーマを選定し、産学協同で調査研究を行っております。
昨年度は3分野について実施いたしました。このたび、調査研究報告および
国家プロジェクト提案の経過報告を行うため、下記のとおり報告会を開催いた
します。奮ってご参加ください。
■ 日時: 2004年5月14日(金) 9:30〜12:00
■ 場所: 大手町サンケイプラザ 3階 304号室
東京都千代田区大手町1-7-2
Tel: 03-3273-2257〜9
■ 交通:
地下鉄丸の内線・半蔵門線・千代田線・東西線・都営三田線
「大手町駅」下車 A4・E1出口直結
交通案内URL: http://www.s-plaza.com/outline/map.html
■ プログラム:
委員長挨拶
9:30〜10:15 安村 通晃 (慶應義塾大学環境情報学部教授)
「ユーザ指向ユビキタスインタフェースに関する調査研究」
10:15〜11:00 辻 洋 (大阪府立大学工学部教授)
「ネットワークベースの意思決定支援システム技術調査報告」
11:00〜11:15 コーヒーブレイク
11:15〜12:00 本位田 真一 (国立情報学研究所教授)
「エージェントによるビジネスグリッドの実現」
■ 参加料: 無料
■ 講演概要(講演順・敬称略):
○
安村通晃 「ユーザ指向ユビキタスインタフェースに関する調査研究」
近年内外に注目を集めているユビキタスコンピューティングについてユーザ
の立場から調査研究を行なった。主な調査方法としては、関連国際会議
の動向調査、学識経験者に対するヒアリング、および参加メンバーによる
問題提起とディスカッションである。
我々が今回の調査を通じて特に注目したのは、日常生活(特に家の中で)
の活動とその支援、記憶や思い出の支援、場所や状況依存の処理、さらに、
アンビエントコミュニケーション、振舞いの把握、環境としてのコンピュータ
などである。人の活動そのものに焦点を当てることにより、新しい展開が
開ける見通しが得られてきた。
○
辻 洋 「ネットワークベースの意思決定支援システム技術調査報告」
企業情報システムの目的は収益向上のための合理化から社員のワーク
スタイルの快適性追及へと拡がっている。社員同士のコミュニケーション、
情報共有はイントラネットの普及で改善されたとはいえ、未だに課題と
なっている。
発表では、従来のCSSモデルからP2Pモデルへと利用形態が変遷すること、
文書管理からそれを必要としたプロジェクト全体の履歴管理に拡がること、
個人利用ツールだけでなく協働ツールが必要になること、事前定義された
グループワークに加えアドホックに構成されるチームワーク管理が要望され
ることなどを切り口に今後の意思決定支援システムの方向を技術課題・
海外動向とともに述べる。
○
本位田真一 「エージェントによるビジネスグリッドの実現」
サプライチェーン管理やCPER等の高度なビジネスアプリケーションを、
OGSA等の標準のグリッドミドルウェア上に構築する上での、開発コストを
軽減する3種類のエージェント・フレームワークと、それらエージェント群へ
要求を写像する分析設計方法論を研究開発する。
(1) 従来、Webサービスとして提供されてきたビジネスコンポーネントに
自律的な再計画と交渉の機能とI/Fを付加した協調的Webサービス・
エージェント
(2)
計算資源、データ資源、共通サービス資源をラッピングにより
エージェント化した資源エージェント
(3) (1)や(2)の間をセキュアにつなぎ調整をとるミドルエージェント
■ 参加申込方法:
参加ご希望の方は、氏名・所属を明記し、SSR事務局
まで E-mail でお申込みください。
SSR事務局 E-mail: sato@iisf.or.jp
財団法人 情報科学国際交流財団
〒107-0062 東京都港区南青山5-10-5
九曜ビル903
Tel. 03-5466-1761 Fax. 03-5466-1762