SSR-2005 開催のお知らせ
SSR-2005:SSR全体報告会
産学戦略的研究フォーラム(SSR)は、ソフトウェアの分野における注目すべき
テーマを選定し、産学協同で調査研究を行っており、昨年度は3分野について
実施しました。つきましては、下記のとおり成果報告会を開催しますので、
奮ってご参加ください。
■ 日時: 2005年5月27日(金) 13:20〜17:00
■ 場所: 国立情報学研究所 12階 1208会議室
東京都千代田区一ツ橋2-1-2
Tel: 03-4212-2000 (代表)
■ 交通: 都営地下鉄三田線・新宿線「神保町」A8出口
東京メトロ東西線「竹橋」1b出口
交通案内URL: http://www.nii.ac.jp/help-j.html#map
■ プログラム:
13:20〜 委員長挨拶 玉井
哲雄 (東京大学情報学環教授)
13:20〜 櫻井 幸一
(九州大学大学院システム情報科学研究院教授)
「オペレーティングシステムのセキュリティ機能
--- 韓国光州科学技術院との国際調査研究---」
14:35〜 安村 通晃
(慶應義塾大学環境情報学部教授)
「ユーザー指向ユビキタスコンピューティングに関する調査研究」
15:40〜 コーヒーブレイク
15:55〜 安浦 寛人 (九州大学 システムLSI研究センター教授)
「電子タグ環境のプライバシー保護と情報流通技術に関する調査研究」
17:00〜 懇親会 (3階 喫茶室)
■ 参加料:
賛助企業および大学等学術研究機関の研究者は 無料
(東芝・日本IBM・日本電気・日立製作所・富士通・三菱電機)
非会員は 1000円(懇親会費を含む)
■ 講演概要(講演順・敬称略):
○ 櫻井
幸一 「オペレーティングシステムのセキュリティ機能
---
韓国光州科学技術院との国際調査研究---」
不正侵入や個人情報の漏洩が多発しており、計算機システムのセキュリティの
向上が求められている。本調査研究では、計算機の基盤ソフトウェアである
オ ペレーティングシステム(OS)のセキュリティ機能の調査を行い、現在のOSの
セキ
ュリティ機能の研究動向を調査した。また、OSのセキュリティ技術について
韓国
の研究者と共同研究を行った。さらに、セキュアOSの研究が進んでいる
韓国の研究成果について調査し、最新の研究動向も調査した。本発表では、
本プロジ
ェクトの背景・活動内容と成果・今後の課題を報告する。
○ 安村
通晃 「ユーザー指向ユビキタスコンピューティングに関する調査研究」
我々は来るべきユビキタス社会の人々の暮らしを支えるユビキタスコンピュー
ティングをユーザーの視点から調査・研究を行っている。
従来までの国際会議
における動向調査に加えて、今回は特に、海外からの著名
な研究者の来日を
捉えてのタイムリーな研究会を何回か行なった。2004年度は、
15名のメンバー
で合計8回の会合を持ち、国際会議報告7件、海外研究者による
講演6件、
国内研究者の講演4件、その他メンバーによる発表9件を行なった。
海外からの
研究者は比較的若い人に多く依頼をした。内容的には、センサーを
用いた状況
識別技術から、文化人類学的な観点からの家財調査や少子高齢化
の社会的な
課題まで多岐に渡っている。本報告では、この概要を紹介し、今後の
研究の
在り方への提言を行ないたい。
○ 安浦
寛人 「電子タグ環境のプライバシー保護と情報流通技術に関する調査研究」
本講演では、電子タグという新しい基本技術の存在を前提に、新しい情報シス
テム
の可能性とその方向性を調査した結果を報告する。無線技術を利用した
電子タグ
というデバイス、これを利用して構築されると考えられる情報システム、
その情報
システムを利用して展開される新しいビジネスやサービス、そしてそれ
らの利用者
への影響を総合的に議論する。特に、利用者のプライバシー保護の
問題を整理し、
新しい情報共有モデルをはじめとする先端的なパラダイムを紹介
する。ネットワーク
技術、ソフトウェア技術、データベース技術、ハードウェア技術
など種々の技術的
課題を明確にするとともに、運用母体や利用者側の課題・問
題点も議論する。
■ 参加申込方法:
参加ご希望の方は、氏名・所属を明記し、5月23日(月)までに
SSR事務局まで E-mail でお申込みください。
SSR事務局 E-mail: sato @ iisf.or.jp
財団法人 情報科学国際交流財団
〒107-0062 東京都港区南青山1-10-3
橋本ビル2F
Tel. 03-5414-3841 Fax. 03-5414-3842