概要
1.名称 (略称)
産学戦略的研究フォーラム
Joint Forum for Strategic Software Research (SSR)
2.目的
ソフトウェア分野を中心とする情報技術の諸分野では、変化と進歩の激しい国際環境の中で、その研究には機動性と戦略性が強く求められている。本事業では、大学および企業の研究者の 共同の調査研究、討議など、実質的な産学交流・連携により、これら諸分野の戦略的方向付け、さらには、具体的な研究課題の提言を行い、産・官・学におけるわが国のソフトウェア研究の推進に寄与する。
3.事業
- 調査研究事業を実施し、戦略的研究の方向付け、さらには具体的研究課題の提言を行う。
- 各年度毎に、ソフトウェアを中心とした情報技術の諸分野から、いくつかの分野 (3〜5分野) を選定し、産・学による研究グループを組織し、戦略的方向付けや具体的研究課題の提言を行うための調査研究を実施する。
- 調査研究は、産・学の研究者による実質的な交流・連携の場とする。
- 調査研究は広く海外の研究開発の状況の調査・分析を行うとともに、必要ならば外国人研究者の参加も求める。
- ワークショップおよびシンポジウムを開催する。
- 各研究グループ毎にワークショップを開催する。
- 広く産・学の会員の参加を求め、産・学の交流・連携の場とし、具体的な戦略的研究課題を議論する助けとする。
- 調査・分析の結果の報告と討論を行う。
- 調査研究の結果の提言に対する討論を行う。
- 提言の公表および研究実施への促進活動
- 提言された研究課題等を会員には本フォーラムのホームページや印刷物により速やかに公開するとともに、非会員には時期を遅らせ学会誌等に公表し、広く研究者の研究活動への指針とする。
- 国の機関、民間の組織等の研究公募テーマなどに反映させるべく働きかけを行う。
- 提言された研究課題を受けて、大学の研究者グループ、各企業の研究者グループあるいは産学連合の研究組織が形成され、自主的に戦略的研究解題に取り組むよう働きかけを行う。
- 具体的研究課題とその選定
会員の希望する分野を募り、対象分野の選定は、次年度に向けて前年度に行なう。対象分野として例えば以下のようなものがあげられる。- マルチメディア (家電) 処理用、実時間基盤ソフトウエア
- データマイニングのための基盤技術とそのソフトウエア
- ネットワークエージェントのための基盤技術とそのソフトウエア
- ネットワークを介してのソフトウエアの自動更新技術 (Push technology を含む)
- Java テクノロジー
- ネットワークセキュリティ
- 次世代オフィス
4.会員
個人会員および賛助会員企業・組織に所属する研究者により事業活動が行われる。
- 個人会員 : 大学、国公立研究機関の研究者
- 賛助会員 : 本事業に賛同する企業や組織
5. 運営委員会
企画、立案、運営の中核機関として運営委員会を組織し、産学の委員により構成する。
6. 運営資金
・ 運営資金は賛助会員の会費による。・ 会費は 1 口 50 万円、1 社 2 口以上。
7. 事務局連絡先
財団法人 情報科学国際交流財団内 SSR フォーラム事務局
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-10-7 グローリア宮益坂V805
TEL: 03-5766-3641
FAX: 03-5766-3642
E-mail: office @ iisf.or.jp