SSR'99
戦略的ソフトウェア研究開発シンポジウム
- 日時
- 1999 年 2 月 25 日 (木)
9 時 30 分〜 17 時 00 分
- 場所
- 東京国際フォーラム D501 (D 棟 5
階ホール)
東京都千代田区丸ノ内 3-5-1
講演の概要 |
「産学連携によるイノベーションの推進」
喜多見淳一 (通産省産業政策局大学等連携推進室長) |
- 昨今、注目を浴びている「産学連携」について、その意義を経済社会の変革
(イノベーション) 推進の観点から捉え、日米との比較、最近の動きについて報告する。我が国の技術力・創造力に関する弱みを補い、さらに人材供給の量的制約を個々人の質の向上で克服していくためには、産学連携を通じて、大学と企業の間のシーズ、ニーズの情報ギャップを埋め、大学の研究機能及び人材育成機能を向上させるとともに、その成果を経済社会において活用していくことが重要である。
「データマイニング技術に関する国際的動向と課題」
森下真一 (東京大学医科学研究所・助教授) |
- 昨年、ACM
にデータマイニング関連の分科会
SIGKDD が発足し、国際会議 KDD'98
は大盛況であり、マイクロソフト研究所のデータマイニンググループは増大した。我々は、4
重要国際会議 (KDD'98, VLDB'98, PKDD'98,
FOCS'98) にて研究動向を調査し、3
主要研究機関 (スタンフォード大学,
IBM アルマデン研究所,
マイクロソフト研究所)
の研究者と今後の展望について意見交換を行った。その内容を報告する。
「次世代コンポーネントウェアと今後のソフトウェア開発戦略」
青山幹雄 (新潟工科大学情報電子工学科・教授) |
- 分散オブジェクト、ネットワークコンピューティング技術などの進化によりネットワーク上でフレームワーク、パターン,コンポーネントを連携してアプリケーションを実現する次世代コンポーネントウェアの姿が見えてきた。次世代コンポーネントウェアにより、ソフトウェア開発の変革が期待されている。ここでは,次世代コンポーネントウェアの実現技術を紹介し、次世代コンポーネントウェアによる今後のソフトウェア開発技術の研究開発戦略を提言する。
「次世代インタラクティブコンピューティング」
田中二郎 (筑波大学電子・情報工学系・教授) |
- 「ユーザインタフェースとはソフトウェアである」という観点からインタラクティブコンピューティングの最近の動向について述べる。関連国際会議にあらわれた最近の研究動向、特に、視覚化技術、Post
GUI、
実世界指向インタフェース、Web
などの話題を取りあげる。
次世代インタラクティブコンピューティングに期待される要素技術についても述べる。
「グローバルコンピューティングの実現を目指して」
村岡洋一 (早稲田大学理工学部・教授) |
- ネットワークの利用は多様です。その中で、
- 処理の共用 −− Global
computing
- 情報の共用 −−
分散サーチ
- 出会いの場 −−
仮想空間の音楽
- なんでもつなぐ
- 売る
などなどについて考察するとともに、これらの基本となる技術的キーワードはなにかを探ってみたいと思います。
アブストラクト |
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シンポジウムの様子 |
- 写真1 -
通産省 喜多見氏の講演
- 写真2 -
東京大学 森下先生の講演
- 写真3 -
早稲田大学 村岡先生の講演